天までとどけのドラマにぴったりの山上憶良の歌
天までとどけのドラマの中で度々登場する山上憶良の反歌があります。
山上憶良の歌は度々ドラマの中で登場します。
ドラマの中で定子と雄平が歌を詠みあうシーンがあったり、
何より8の最終話の弥三郎岳での回想でも山上憶良の歌が詠まれます。
山上憶良の「子等を思ふ歌」の長歌
「瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食(は)めば まして偲(しぬ)はゆ
いづくより 来たりしものぞ まなかひに もとなかかりて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ」
いづくより 来たりしものぞ まなかひに もとなかかりて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ」
(旅先で出された)瓜を食べると子供のことを思い出す。
栗を食べると一層子供のことを懐かしく思う。子供たちはどこから来たのか。
子どものことが目の前に浮かんで、なかなか寝付けない。
山上憶良の「子等を思ふ歌」の反歌
銀(しろかね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも
銀も金も宝石も、そんなものは何になろうか、子どもには及ぶべくもない。