天までとどけの1話から10話のあらすじ
天までとどけの1話から10話のあらすじを紹介します。
天までとどけの1話から10話のあらすじ
1話
丸山家は、父・丸山雄平と妻・定子をはじめ、12人の子どもがいる14人の大家族。
公営住宅の3DKに14人が暮らしていて、育ち盛りの子ども達も多い丸山家の食卓やトイレは毎日が戦場だ。
長女の待子は、母と一緒に弟や妹の面倒をみることに毎日が手一杯で、好きな音楽さえも聞けない自分の家庭に嫌気がさしていた。
2話
高校に入学した思春期の待子は、12人兄弟であることに内心不満を感じていた。
というのも、高校では丸山家が14人の大家族であることが分かると、クラスメイトから「ええ!」「信じられない!」という声が挙がったからだ。
男子生徒からは「お前んちの親は好きだなぁ」と言われる始末だった。
そんな思春期の待子の恥ずかしさとは反対に、雄平と定子のもとに13人目の赤ちゃんができたことが分かる。
3話
定子に13人目の赤ちゃんができたことを知った待子は、雄平に中絶を願い出る。
毎朝新聞の社内では丸山家の現状を見かねた雄平の同僚が出し、「不要になった古着は丸山家へ」という社内組合報が回っていた。
すぐに本社や全国の支局から丸山家のもとに宅急便が続々と届き、たちまち丸山家の家は古着の山に…。
4話
全国の毎朝新聞の人々から届いた古着は大家族でも使い切れない量になり、古着の山は日本赤十字に寄贈されることになった。
13人目の子どもの出産に向けて病院で精密検査をした定子の体には、心臓の一部に穴が開いていることが分かる。
これ以上の出産は母体の命の保障はし兼ねると、定子は医師から中絶を勧められる。
5話
長男の信平は定子に大学進学をやめようかと相談していた。
兄弟思いの正平は、妹や弟を進学させる為にも自らの進学をやめるべきか悩んでいたのだ。
出産を前にした定子の病状を聞くために医師の説明を受けた雄平は、「定子の命には代えることができない」と定子に中絶をするように説得する。
その会話を聞いていた待子は…。
6話
定子の13人目の出産には命の危険が伴うことを知った待子は、兄弟を集めて話し合い「母に出産してほしくない」という意見をまとめる。
しかし、定子は「自分とお腹の子の命を天秤にかけることができない」と中絶に対しては否定的だった。
一方、病院では定子の出産に向けて特別医療チームが組まれることになった。
7話
正平や待子たち子供たちは、両親の思いが分かったことで出産に賛成した。
そして、兄弟達で助け合って家庭を支えていくことも決まった。
定子は心臓疾患については心配をかけまいと子供たちには黙っていた。
雄平は「家族が増えると今の家では限界がある」と引っ越しを提案する。
8話
広い家に引っ越したいという提案に舞い上がる丸山家の子供達。
兄たちは不動産屋の住宅情報をたくさんチェックし、妹たちは理想の家の絵を書いて広い家に夢馳せていた。
それとは正反対に、雄平は不動産屋から「子供は部屋を壊す」「厳しい」という意見を聞き、簡単には引っ越しは叶えられそうにない現実を知る。
9話
高校で担任から呼び出された正平は進学の件を相談し、経済的な問題も含めて両親とよく話し合うことを勧められる。
経済的な事情を考えて自らの進学を諦めることを両親に伝えた正平は、雄平と定子から大反対される。
正平はもう一度よく考えることにした。
10話
13人目の子どもを迎えるにあたって広い家を探していた雄平は、初めて入った不動産屋の店主から「丸山さんでは?」と声をかけられる。
なんでも「広い部屋を探している大家族の丸山さん」は不動産業界では有名人とのこと。
そんなある日、13人目の子どもを身ごもっている定子が体調を崩してしまい、待子が付き添いのもと病院を訪れる。